今年一年でつくづく感じたのは、激減した読書量に格段に遅くなってしまった読書スピードと記録的に短くなっていく集中力。 これまでの長い海外生活で日本語の本を余り読む機会が無かったせいか、横文字に慣れてしまい縦字が読み難いし、漢字も忘れて読めない…

思えば去年はこの夜、歩いていたところをバイクに接触され足を骨折、全治4ヶ月となってしまったのだった・・・ 掃除も家事も自分の身動きすら儘ならず、年の瀬の忙しい時に何も出来なくて家族の大顰蹙を買ってしまったので、今年は夜の外出を控えてみた。 年…

誕生日に頂いた本からお気に入りの「誕生日の詩」を。 頂いてから毎年誕生日にはこの本を取り出しています。 本の感想はこちら。 「The Day of My Birth」 - Kahlil Gibran It was on this day of the year that my mother brought me into the world; on th…

星降り山荘の殺人著者: 倉知淳出版社: 講談社（文庫）発売日: 1999/08【Amazon】 【bk1】 雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じ…

THE LEGEND OF 1900, 海の上のピアニスト, 1999年/イタリア/アメリカ【Amazon】 STORY 世紀の変わり目を告げる1900年、大西洋を果てしなく往復する豪華客船ヴァージニン号で拾われた小さな命は、”ナインティーン・ハンドレッド = 1900” と名付けられた。船を…

誰そ彼れ心中著者: 諸田玲子出版社: 新潮社（文庫）発売日: 2003/09【Amazon】 【bk1】自分の夫として暮らしている男は、自分の知っていた夫ではない。何かどこかが違う。この見知らぬ男は一体誰なのだ？以前の夫とは他人のようになってしまった男を、夫と摩…

ゆらゆらとユーコン著者: 野田知佑出版社: 新潮社（文庫）発売日: 1994/12【Amazon】 【bk1】ユーコン漂流著者: 野田知佑出版社: 文藝春秋（文庫）発売日: 2001/03【Amazon】 【bk1】 何度かナバホのことを書こうとした。しかし、いつもとても気が重くなり書…

仙人の壺著者: 南伸坊出版社: 新潮社（単行本）発売日: 1999/01【Amazon】 【bk1】李白の月出版社: マガジンハウス（単行本）発売日: 2001/09【Amazon】 【bk1】 有名な仙人が山を下りて、帝に召しかかえられた。 しかし、いつになっても術を見せようとしな…

氷葬著者: 諸田玲子出版社: 文芸春秋（文庫）発売日: 2004/01【Amazon】 【bk1】沼へひそかに沈めた死体は、彼女自身だったのかもしれない・・・ 岩槻城下から離れた鄙村で、赤ん坊を産み育てながら江戸出府中の夫の帰りを待つ若妻・芙佐。雇い人の老夫婦と…

ブレーメンII (1)著者: 川原泉出版社: 白泉社（文庫）発売日: 2000/04【Amazon】 【bk1】西暦2300年代、バイオテクノロジーで知性を獲得した動物（ブレーメン）たちをクルーとする、星間企業会社スカイアイの大型宇宙輸送船「ブレーメンII」。その船長に抜擢…

文鳥・夢十夜著者: 夏目漱石出版社: 新潮社（文庫）発売日: 1976/07【Amazon】 【bk1】 人に勧められて買い始めた可憐な文鳥が家人のちょっとした不注意からあっけなく死んでしまうまでを淡々とした筆致で描き、著者の孤独な心持をにじませた名作「文鳥」、…

99%の誘拐著者: 岡嶋二人出版社: 講談社（文庫）発売日: 2004/06【Amazon】 【bk1】 緊迫度MAXIMUM（マキシマム）！空前絶後の完全犯罪。 末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには8年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれ…

購入予定本リストを持って古本屋へＧＯ！ 15冊ばかり買ってしまった・・・ 最近は新刊を買うのは実用書ばかりで、専ら古本屋ばかり利用している。 一度安ーく本を買うと普通に買うのが馬鹿らしくなってしまう。 なんだか年々、妙に本がバカ高くなっていて、…

メドゥサ、鏡をごらん著者: 井上夢人出版社: 講談社（文庫）発売日: 2002/08【Amazon】 【bk1】 身の毛もよだつ！恐怖の連鎖が始まる。遺体の傍らにあったメモ〈メドゥサを見た〉とは何を意味するのか？作家・藤井陽造は、コンクリートを満たした木枠の中に…

クラインの壷著者: 岡嶋二人出版社: 講談社（文庫）発売日: 2005/03【Amazon】 【bk1】200万円でゲームブックの原作を謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却したことから、同社がアメリカとの共同開発で作り出したという革新的なVRゲーム装置「クライン２…

THE IRON GIANT, アイアン・ジャイアント, 1999/アメリカ【Amazon】 STORY 1958年メイン州の小さな港町でのこと。地球侵略の為はるばる宇宙を旅してきた巨人ロボットは、着地時の衝撃により記憶が無くなってしまった。自分が何者かも解らず巨大な体を持て余…

養護施設で育てられ穏やかな生活をしていた二人の少女、キョウコとケイコ。 運命のいたずらによって彼女二人を取り巻く壮絶な運命の輪が回りだす・・・ 15年前の台風の夜、二人の赤ん坊がそれぞれの親により、同じ養護施設に置き去りにされた。身元を知る手…

All Shall Be Well著者: Deborah Crombie、デボラ・クロンビー出版社: Avon Books (Mm)発売日: 2004/03日本語版: 警視の隣人 【Amazon】【Amazon】 「A Shara in Death、 警視の休暇」に続くキンケイドシリーズ第2弾。 ジャスミン・デントの死体からは多量の…

本格小説 上下著者: 水村美苗出版社: 新潮社【Amazon】 【bk1】 「嵐が丘」を彷彿とさせる悲恋、戦後日本の肖像を描く血族史、物語ることへの斬新な挑戦。今、小説の真の魅力が見事に華ひらく。七年ぶりの大河長編。 水村美苗さんの本は、彼女が夏目漱石の未…

海外生活中は不思議な事に微塵もその存在を見せなかったアレルギー性鼻炎なのだが、ここのところよく鼻がムズムズ、目が痒く、くしゃみの連発。 も、もしや、アレルギーが復活してしまったのだろうかああっっ(ムンクの「叫び」状態・・・） 子供の頃、この鼻…

The Starry Sky をこちらへ移動した。 どうも慣れないブログは使いにくい。 やっぱりはてなが一番！ということで。 詳しい知識は無いのでいろいろ自分で設定するのは無理だし、ある程度機能限定されても、基本をしっかり押さえて信用できるところが一番ラク…

ROXANNE, 愛しのロクサーヌ, 1987/アメリカ【Amazon】 STORY 町の消防団長として、人々から愛されているC・D・ベイラズ(スティーヴ・マーティン)は、彼の自他共に認める唯一にして最大のコンプレックスは顔の真ん中に居座るその大きな醜い鼻。インコはすっか…

SINGLES, シングルス, 1992/アメリカ【Amazon】 STORY グランジ・ロック最前線のシアトルを舞台に、結婚したくてもなかなかその勇気の出ないカップルの行末、留学生にダマされ手痛い失恋を喫したハイミス（キラ・セジウィック）が腐れ縁の男とよりを戻すまで…

WILLY WONKA AND THE CHOCOLATE FACTORY, チョコレート工場の秘密, 1971/アメリカ【Amazon】 STORY ウィリー・ワンカ社のチョコレートは、とても美味しいと世界中の子供たちに大評判。その工場はいつもチョコーレートの良い匂いをぷんぷんさせているけれど、…

The Other Side of Midnight著者: Sidney Sheldon、シドニー・シェルダン出版社: Warner Books Inc (Mm)発売日: 1990/09日本語版: 真夜中は別の顔 【Amazon】【Amazon】Memories of Midnight出版社: Warner Books Inc (Mm)発売日: 1993/07日本語版: 明け方の…

洋書探しに久しぶりに行った銀座教文館で藤城清治影絵展を開催していたので覗いて見た。 いつかこのダイアリーでも書いたが、アンデルセンの「パンを踏んだ娘」のトラウマに引っ掛っていたので、苦手意識があってこれまであまりじっくりとこの影絵を見たこと…

Charlie and the Chocolate Factory著者: Roald Dahl、ロアルド・ダールイラスト: Joseph Schindelman出版社: Knopf Publishing Group発売日: 1976/05日本語版: チョコレート工場の秘密 【Amazon】 【bk1】 チャーリーの住む町には、世界一のチョコレート工…

白いへび眠る島著者: 三浦しをん出版社: 角川書店（文庫）発売日: 2005/05/25【Amazon】 【bk1】今だ古い因習の残る拝島。聡史が高校最後の夏休みに帰省したのは、十三年ぶりに行われる蛇神神社大祭の為だった。そんな中、祭りの準備に忙しい村人たちの間に…

肉体の悪魔著者: レイモン・ラディゲ, Raymond Radiguet訳: 新庄嘉章出版社: 新潮社（文庫）原書名: Le Diable Au Corps 【Amazon】 【bk1】ドルジェル伯の舞踏会著者: レイモン・ラディゲ, Raymond Radiguet訳: 堀口大学出版社: 講談社（文庫）原書名: Le B…

感想記録と言うよりはそのものずばり備忘録な感じで始めてみました。 タイトルは The Starry Sky ☆星空の映画館☆です。 こちらは本当に不定期で書いていきます。 とりあえず、図書館で取り上げた映画を2件アップしてみました。 これから The Starry Sky もよ…