「頭がいい人、悪い人の仕事術」


頭がいい人、悪い人の仕事術
頭がいい人、悪い人の仕事術
著者: ブライアン トレーシー, Brian Tracy
出版社: アスコム
発売日: 2005/03

アメリカで最も有名な経営コンサルタント、ブライアン・トレーシーが、だれもが身に覚えのある仕事術をバッサリ斬り捨て、真の仕事術を提案する、まさに目からウロコの新しい仕事術本です。ブライアンいわく「成功する人生を手に入れるのも、入れないのもあなたの自由である」。だれもが実践できる方法で、いかに成功し、価値ある人生を手に入れるかを指南する、これは「人生に成功するための仕事術」本です!

6月1日の社内異動のため、忙しい一ヵ月半でした・・・
これまでとは仕事の進め方スタイルが根本的に違うため、なんだか慣れなくて迷っているときに見つけたのがこの本。
書かれていることは何気ないことで、言わば当たり前のことなのですが、自信喪失しかけていた私には、そう、それでいいんだよと後押ししてくれるような気がして、すごく勇気付けられました。
やっぱり仕事は、より合理的に、効果的に、ですよね。


本書曰く、
つきあいも仕事のうち!は大間違い。
大事なのは速さじゃないんだよ!は大間違い。
夢は心の中にしまっておくものだ!は大間違い。
片付けるヒマがあったら仕事しろ!は大間違い。
大小にかかわらず、すべての仕事に全力を注げ!は大間違い。
格好つけてたって仕事ははかどらない!は大間違い。
仕事を人任せにするな!は大間違い。
失敗の原因を徹底的に分析しろ!は大間違い。
成功するには情報ばかり追いかけていてはだめだ!は大間違い。
石の上にも三年、継続は力なり!は大間違い。


これらに、それぞれ具体的な仕事法を伝授という形をとっています。
とりあえず仕事が速くできる方法とか、無駄な電話に付き合わずに済む方法、仕事の優先順位を決定する方法など、誰にも実践可能な、基本的なことではありますが、こういう単純なことですら、毎日の仕事の様子を見ると守られていない・実践されていないことが多く見受けられます。
本書の冒頭でも、「普段の何気ない仕事の仕方に、その人の知性は現れる。」とのドキッとするお言葉。
切り口はもちろんですが、書き方もズバッと分かりやすいので、本当に合理的で無駄が無い。
最初はなんだか薄い本だと思ったのですが、だらだらと説明してもしょうがないし、ポイントだけならこれで十分なのかもしれません。
それぐらい端的なので文章の勉強にもなりますね。
異動で新しい職場に移ったことを機会にもう一度自分の仕事スタイルを見つめなおしてみようかな・・・などと思う今日この頃です。